アイドルマスターであれこれ作ります。
先日、春香のF-22を完成させたことで、ハセガワから1/72で製品化されていたエースコンバット6のアイマスコラボDLCのアイマス機を13機全て完成させることができました。
個別に額縁に取り付けて展示していた各機を専用の展示ケースを作りまとめて自宅の壁に固定しました。 自宅の壁にこれがドドンと飾られているのはなかなかのものです。 ケースは自作して壁にネジや釘で完全に固定しています。 一戸建ての持ち家なのでここまで趣味に走ってやることができました。 数機ならともかくアイマス機を全部作ったという人はそんなにいないと思いますのでその視点でまとめておきたいと思います。 ・額縁仕様について 前提としてアイマス機は主翼部の大きなアイドルイラストが要素の7割くらいを占めていると思っているので、それを一番見やすい状態で展示したいと考えていました。 そのために飛行状態で組む。だけど大抵のキットにはパイロットフィギュアがついていない。 なのでキャノピーはスモークグレーで黒塗りとしました。 これで、機体下面は作らない、脚とコックピットを省ける、となってかなりの省力化となりました。 外部搭載兵装類は基本的に省略でクリーンな状態、ただし翼端ランチャーは『下面ではない』ので省略せずにミサイルを搭載するように統一しました。 おかげで、WF参加の原型作業などに時間を取られつつも3年で全機完走できました。 ・塗装かデカールか アイマス機でデカールの透け防止に白で塗るのはある種定番的な作業です。 私は雪歩機は機体色が白に近いので白ラインはデカールを使用しました。デカールの透け防止の白塗装もなしです。 あとは亜美機の翼端はデカールで白帯を貼りました。 それ以外はすべてマスキングで白ライン等を塗装しています。 個人的には機体の縁に沿うような白ラインはデカールよりも塗装のほうが楽です。 ただしキラキラハの字は塗装では無理かなと思ったのでそのままデカールです。 あと、デカール貼りはヒートガンで熱して軟化させるのと、ハイキューパーツのデカールスキージーで押さえつけて密着させるのが最強かなと。 ソフターやセッターといったケミカル類はほとんど使っていません。 ・代替キット? 私が組んだのは発売当時に購入してそのまま押入れに十数年寝かしていた当時物です。 デカールの劣化は特に感じなかったですね、白ラインは割れやすい印象があります。 私は今回はポリシーとして当時のキットを使って作ることに決めていましたが、そう言うこだわりがなければ難易度ランキングで下の方にある手間がかかりそうなキットはその後に出た新金型の新キットを使用するのもありだと思います。 タイフーンなんかはハセガワ純正で新金型キットが出ましたからね。 ただし別キットにしたらデカールのサイズが合わない可能性があるのでその修正とどっちが楽かは私は未検証です。 ・成形色と染み上がり ハセガワ製と中身レベル製はアイドルのイメージカラーが成形色になっていて、中身がその他メーカー製のものは成形色がグレーです。 組む前に色つきのものはランナーを薄め液につけて確認しましたが染料が染み出したのはピンク色のF-22だけでした。 なのでF-22だけは対策として下地を銀サフとアクリジョンの白で塗っています。 検証用に春香F-22のランナーに塗って2025年2月から放置して観察しているのですが何もしてないサンプルも特に染み上がりは確認できません。 F-22の増槽のピンクランナーに クレオスグレーサフのみ ガイア銀サフのみ アクリジョンベースホワイトのみ 銀サフ+アクリジョンベースホワイト をそれぞれ吹いて、その上にクレオスGX1白を吹いて2025年2月1日から放置しています。 これが2025年4月21日の状態です。 特に変化なし。 これだと普通にグレーサフだけで良かったのかとなりますが…… ここからは各機のレビューですが記載順は作るのが楽で簡単な順です。カッコ内の数字は完成日(年.月)です 上ほど簡単で一番下が最難関です。(かなり個人的な主観で、なおかつ下面を作らない額縁固定での難易度です) F-117A 萩原雪歩 (2023.12) 特異な形状のステルス機故に、パーツが少なくてあっという間に形になり、パネルラインもほぼなしで複雑な曲面もない平面の組み合わせなのでとても作業がしやすいです。 さらに機体色が薄い青灰色なのでデールの下地を白で塗り分けずそのまま貼り付けています。 各部の白ラインも白塗装ではなく付属デカールで仕上げました。 関連:雪歩誕生日なのでF-117Aを作りました F-2A 双海亜美 (2023.5) 通常版とパールデカール版があります。 ハセガワスタンダードといった感じで癖のない作りやすいキットでした。 アイマス機としては初期に製品化されていたため、翼端の白帯デカールや亜美の肌色の色味など、こなれていない部分もありますが単体としてみると問題なしでしょう。 関連:亜美誕生日なのでF-2Aを作りました F/A-18F 秋月律子 (2022.6) 最初に作った物ですがこれも新しめのハセガワ製なので組むのは問題ないです。 ただこの後に出てくる機種もそうですが、双発機はどの機もエアインテーク周りの嵌合やすり合わせなどの調整に気を使います。 関連:律子誕生日なのでF/A-18Fを作りました Su-33 星井美希 (2022.11) これも新しいハセガワ製です。 双発なのでエアインテーク部がちょっと面倒なのもF/A-18と変わらない感じの難易度ですが、左翼の美希デカールを貼る部位が主翼の折りたたみ機構のヒンジの凸モールドと重なっているので、そこは貼るのが難しいです。私はヒンジ部を削って低くしました。 関連:美希の誕生日なのでSu-33を作りました この辺に新旧ハセガワの壁 F-22 天海春香 (2025.4) これは元キットが海外のレベル製ですが比較的新しいのとステルス機なのでパーツ数も少なく滑らかなラインなので作りやすいです。 成形色がピンクですが事前のチェックで染料の染み出しを確認したので要対策。 エアインテークは双発なのでやっぱり盛ったり削ったりしました。 白ラインを塗装で仕上げようとするとデカール貼りがやりにくいかと思います。 これだけはキャノピーを金色のステルスコーティング風に塗りました。 あと、私は下面は省略しているので気にしませんでしたがウェポンベイが割とすごいです。 関連:春香の誕生日なのでF-22を作りました F-16C 双海真美 (2023.5) ハセガワ製のかなり古いキットでA型に追加ランナーを加えてC型にアップデートしているようなキットなので翼端パイロンを切り取って新規パーツを付けるなどの工作が必要になります。 あと単純にバリも多かったですが古いとはいえハセガワの凹モールドキットなので良しとしましょう。 関連:真美誕生日なのでF-16Cを作りました F-15E 如月千早 (2025.2) ハセガワ製のやや古めなキット。あとから出たパールデカール仕様を組んでいます。 コンフォーマルタンクが合わないのでエポパテを盛り削りしてラインを出しました。 あとインテーク周りはプラ板噛ませたりして修正しました。 それ以外はまあ普通のハセガワです。 私は武装なしですが外部兵装をいっぱい付けようとするとまたちょっと厄介かもです。 完成:千早の誕生日なのでF-15Eを作りました この辺に海外キットの壁 ミラージュ2000 高槻やよい (2024.3) 元はイタレリ製のキットで、モールドなどが甘いなというところがそこそこあります。 一部パーツをプラ板で作り直したりしました。 あと、ゲーム内の機体仕様に合わせるためにキットを切断してレジン製追加パーツを取り付ける必要もあります。 でもやよいちゃんはかわいいです 関連:やよい誕生日なのでミラージュ 2000を作りました タイフーン 菊地真 (2023.8) 元キットはレベル製ですがF-22より古い分、モールドが甘めだったり段差や隙間の修正が多くなります。 搭載武装は各種ミサイル山盛りの豪華版でした。 関連:真誕生日なのでタイフーンを作りました この辺に凸モールドの壁 A-10A 音無小鳥 (2024.9) ハセガワのとても古いキットで凸モールドです。 全機並べた時の差異を軽減するためにパネルラインは凹スジ彫りに掘り直しましたので大変でした。 単品で凸モールドで構わないならキットそのものの素質はいいので、この一覧でももっと上の方に行くと思います。 あと、胴体両サイドのカラフルなラインをなじませるのはそこそこ大変です。 関連:小鳥誕生日なのでA-10Aを作りました F-14D 三浦あずさ (2024.7) 機体各部のフラップやスラット、昇降用ラダーの収納部などが開閉選択式の別パーツになっているために全部閉じたプレーンな状態にしようとすると面倒です。 何しろ閉じた状態のパーツがパチピタではないのでいちいち修正が必要。 1/72というスケールにしては過剰な分割かなと思いました。 可変翼は開閉選択式です。私は開状態で撮影したあと閉じて接着しちゃいました。 デカールも貼り付け位置を見ればわかると思いますがメインのあずささんは各種フィンやダクトと重なっていて難易度高いです。 あと、デカールはアイマス機ムック本の付録のパール仕様デカールを使っています。 パール版の入手が本を買うしかないのは厳しいですね。 関連:あずさ誕生日なのでF-14Dを作りました ラファールM 水瀬伊織 (2024.5) 元キットはイタレリ製でそもそも試作機をモデルアップしているらしくゲーム内の仕様と違う部分がかなりあります。 空中給油プローブはレジン製パーツが追加されていますが細かい部分を気にしだすと修正箇所が大量に出てきます、どこで妥協するかは作り手次第。 私はキャノピーの枠の修正やアンテナの追加など目立つ部分を中心に修正や追加を行いました。 パーツの合いもそれなりなので森削りしました。 それと凸モールドなのでパネルラインを凹のスジ彫りに修正しました。 関連:伊織誕生日なのでラファール Mを作りました ここに(昔の)ズベズダの壁 Su-47 星井美希 (2024.11) 元キットはズベズダ製です。 表面が梨地だったり、プラの素材(透明パーツも)が柔らかかったり、パネルラインが極太の凹モールドだったり合いもイマイチだったりと基本的な部分でかなりきつめのキットです。 そのままだと全機並べた時にこの機体だけ浮くのでプロポーションの変更やディテールの追加などをしてかなり改修しました。 詳しくはリンク先の制作記を見てもらいたいですが、ぶっちぎりの高難易度なので覚悟してください。 関連:美希の誕生日なのでSu-47を作りました 長いこと寝かせていたキット達をまとめて完成させることができて、モデラーとしてはやり遂げた満足感がかなりありました。 そのうち1/48も作りたいですね。 SNSにも投稿しているので、いいね支援等していただけるとありがたいです。
関連 2022年 作った物まとめ 2023年 作ったものまとめ 2024年 作ったものまとめ PR |
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